ぎっくり腰は、正式には急性腰痛症と呼ばれ、突然腰に強い痛みが走る状態をいいます。
重いものを持ち上げたときだけでなく、朝起き上がろうとした瞬間や、前かがみになった拍子など、日常のちょっとした動作で起こることも多い症状です。
多くの方が「動けないほどの痛み」を感じるため、とても不安になりやすいですが、適切なケアと安静、早めの施術で回復を目指すことができます。
ぎっくり腰の方には、次のような症状がよくみられます。
くしゃみや前屈などの軽い動作でも、電気が走ったような痛みが出ることがあります。
姿勢を変えようとすると痛みが強まり、動作がゆっくりになります。
痛む場所をかばうため、無意識に不自然な姿勢になることもあります。
急性期には筋肉の緊張や炎症が起こりやすく、触ると張りやすいのが特徴です。
ぎっくり腰は「突然起こる」ように見えますが、実はその前から腰に負担が積み重なっています。
長時間のデスクワークや猫背が続くと、腰の筋肉が硬くなり負担が増えます。
運動不足や体幹の弱さがあると、腰にかかる負担を分散できず痛みにつながります。
季節の変わり目や寒暖差が激しい時期は、筋肉が硬くなりぎっくり腰が増える傾向があります。
準備なく体を動かすと、筋肉や関節が耐えきれず損傷する場合があります。
患者さんの状態をしっかり確認したうえで、次のような施術を行います。
まずは炎症や筋肉の緊張を落ち着かせ、無理のない範囲で動けるようにしていきます。
腰まわりだけでなく、骨盤・お尻・太ももなど、負担のかかる部分も合わせてケアします。
EMSを使った体幹サポート、可動域を広げるための運動指導など、負担の少ない身体づくりを行います。
A. 個人差はありますが、早い方で数日〜1週間ほどで動けるようになることが多いです。
急性期のケアと、筋肉の緊張をやわらげる施術を組み合わせることで、回復を早めることができます。
A. 受けられます。
痛みが強い時は無理な刺激を入れず、負担の少ない方法で施術を行いますのでご安心ください。状態に合わせて姿勢や動作のアドバイスも行います。
A. 筋肉の硬さを整えることと、日常生活のクセの改善が大切です。
また、体幹を支える筋肉が弱いとぎっくり腰を繰り返しやすいため、EMSなどで筋肉の反応をよくし、可動域を広げるサポートも効果的です。